Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
本研究では、これまでに開発した線形アンチセンスオリゴ2'-O-methyl RNAプローブを用いた生細胞内mRNA可視化法を応用して、細胞質におけるmRNAの分解といった細胞機能に重要であるだけでなく、新規遺伝子治療の有望な標的となる現象の定量的な解析を行うことを目的とした。前年度までに開発したGAPDH mRNAアンチセンスプローブを用いて、COS7細胞内の内在性GAPDH mRNAのイメージング、および蛍光相関分光法(FCS)を用いた発現量の定量的解析を行った。多数の細胞内に発現しているGAPDH mRNAの定量化、およびその実時間追跡を行った。また、siRNAにより選択的に分解を誘導した際のGAPDH mRNA発現量を追跡したところ、時間とともに分解されている様子を観察に成功した。以上の検討から、定量的イメージング解析法を用いて生細胞内のアンチセンスプローブとmRNAとの相補的結合や解離定数、発現量といったパラメータを決定する方法を開発した。また、本法を用いることでRNA分解の定量的追跡が可能となることから、mRNAを標的とした未来の治療法開発に重要な一歩となると期待される。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Chem. Eur. J.
Volume: 18 Issue: 31 Pages: 9552-9563
10.1002/chem.201200597
Chem Comm.
Volume: 48 Issue: 67 Pages: 8380-8382
10.1039/c2cc32718j