核酸塩基の自己組織化に基づく配位プログラムを活用した高次配列制御
Publicly Offered Research
Project Area | Coordination Programming - Science of Molecular Superstructures for Chemical Devices |
Project/Area Number |
24108722
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
森内 敏之 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60281119)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥8,450,000 (Direct Cost: ¥6,500,000、Indirect Cost: ¥1,950,000)
Fiscal Year 2013: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2012: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
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Keywords | 核酸塩基 / ピンサー型配位子 / パラジウム錯体 / 自己組織化 / 配位プログラム / 配列制御 / 発光 / 触媒 / ピンサー型錯体 / 空間制御 |
Research Abstract |
本研究では、相補的な水素結合能および不斉会合特性を有する核酸塩基の自己組織化に基づく配位プログラムにより発光特性や触媒能を有する機能性金属錯体の機能創発的な緻密配列制御を行い、本来の機能物質の機能を越えた、または全く別の機能を有する機能性超構造分子システムの創製を目的とする。本年度は昨年度の知見をもとに、ウラシル部位を有するピンサー型パラジウム錯体の設計合成と会合特性について検討を行った。 金属導入部位として、三座のNCNピンサー型配位子に着目した。ピンサー型配位子をウラシル誘導体に導入し、パラジウム塩と錯形成させることでウラシル部位を有するパラジウム錯体を合成した。得られたパラジウム錯体の補助配位子を変化させ、会合特性について検討を行った。パラジウム中心にアセトニトリルが配位したカチオン性パラジウム錯体Pd-MeCN、および水が配位したカチオン性パラジウム錯体Pd-H2Oの結晶構造では、ウラシル部位間での水素結合に基づく二量体の形成が確認された。また、ウラシル部位やベンゼン環部位でのπ-π相互作用により、二量体がπスタックにより配列制御されていることが明らかとなった。一方、補助配位子としてトリフラートアニオンを有するパラジウム錯体Pd-OTfにおいては、ウラシル部位と配位子のトリフラートアニオンが水素結合を形成し、ウラシル部位間での水素結合による二量体の形成は見られなかった。以上の結果から、補助配位子の効果により、会合制御が可能であることが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(41 results)