Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
成長円錐のリン酸化プロテオミクスに基づいて得られたリン酸化特異的部位に関する抗体を作って以下の解析を行った。すなわち、軸索成長・成長円錐の古典的分子マーカーであるGAP-43の2種類のリン酸化特異抗体はいずれも培養成長円錐および伸長軸索を発生・再生のそれぞれにおいて強く認識した。また同定した活性型リン酸化酵素と局在も同じであった。これらに対するリン酸化不活性化マウスの作製に成功したが、このうち1つは明らかに培養系で定量したところ、神経成長の異常が認められ、軸索の長さが短く、分岐も異常であった。同様に軸索成長に深くかかわっているMAP1Bの新規リン酸化抗体2種類を作成して同様の免疫染色を行ったところ、やはり発生時期の軸索を強く認識した。また軸索成長に関する再生可能なマウスとして、CSGalNAcT1欠損(T1ーKO)マウスの作製に成功した。このマウスは完全に表現型として脊髄損傷時に歩行を回復し、軸索が損傷部よりも尾側に伸長していた。このマウスでの伸長軸索はいずれもGAP-43リン酸化特異抗体で強く認識された。このマウスではT1の産物であるコンドロイチン硫酸(CS)の30%程度の賛成現象があり、損傷部位は縮小していたが、それ以外に神経成長を促進するヘパラン硫酸(HS)合成酵素群の強い誘導があり、HS合成は20倍以上に上昇した。またHSを分解すると軸索再生は野生型と同じレベルに低下した。この結果は、CS/HSバランスがリン酸化酵素を活性化して最適な軸索内のリン酸化環境を保持することを意味すると解釈された。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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http://www.med.niigata-u.ac.jp/bc2/
http://www.med.niigata-u.ac.jp/bc2/study/index.html