リン酸結合蛋白の微小溶液チャンバーによる、少数個蛋白質からのリン酸検出系の構築
Publicly Offered Research
Project Area | Spying minority in biological phenomena -Toward bridging dynamics between individual and ensemble processes- |
Project/Area Number |
24115517
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Tokyo University of Science (2013) Gakushuin University (2012) |
Principal Investigator |
政池 知子 東京理科大学, 理工学部, 講師 (60406882)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥7,800,000 (Direct Cost: ¥6,000,000、Indirect Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2013: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
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Keywords | リン酸結合蛋白 / MEMS / マイクロチャンバー / リン酸 / 1分子観察 / 少数分子 / 微小チャンバー |
Research Abstract |
フェムトリットルの桁をもつマイクロチャンバーに蛍光標識したリン酸結合蛋白を閉じ込め、少数個蛋白からのリン酸の解離を測定する実験系を構築することが本研究の課題である。今年度は、まずPDMSチャンバーを作成する装置の再構築を行い、遮光した正立顕微鏡を用いてチャンバー内の蛍光標識リン酸結合蛋白の観察を行った。その後、恒温室で倒立顕微鏡観察に切り替えた。その過程でチャンバーの乾燥問題への対処、ステージのドリフト問題の解消、チャンバーのサイズや形状の再検討、材質の検討を行った。 特筆すべき成果としては、ます、チャンバーのサイズを約2/3まで縮小することができたことである。この小さ目のチャンバーにおいても蛍光標識リン酸結合蛋白を閉じ込め、レーザー照射による退色からの蛍光復活がないことから溶液の漏れがないことを確認できた。 次に、チャンバーの形状をこれまでの円筒形からステージの方向に細長くなった直方体に変更したものについても実験を行った。今後、この1μm ×1μm×10μmの直方体チャンバーに線維状蛋白を閉じ込め、局所的なリン酸解離検出を目指す。 更に、油中のdropletチャンバーを用いた実験も行い、リン酸結合蛋白の封入に成功した。この実験系で、PDMSチャンバー同様に、リン酸を結合したリン酸結合蛋白のチャンバーの蛍光強度はリン酸無しの場合に比べて高くなることを確認することができた。Dropletチャンバーでは溶液の漏れが少なく、封入の耐久時間も長いことが予想される。また、溶液交換が可能になること、体積をフェムトリットルよりも小さくできることから、今後の実験においてturnoverの遅い蛋白質からのリン酸検出が見込まれる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(25 results)
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[Journal Article] Thermodynamic analyses of nucleotide binding to an isolated monomeric β subunit and the α3β3γ subcomplex of F1-ATPase.2013
Author(s)
Kikuchi, Y., Naka, Y., Osakabe, H., Okamoto, T., Masaike, T., Ueno, H., Toyabe, S., Muneyuki, E.
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Journal Title
Biophysical Journal
Volume: 105
Issue: 11
Pages: 2541-2548
DOI
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Peer Reviewed
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