骨代謝におけるマイクロRNA生理機能の解明
Publicly Offered Research
Project Area | Functional machinery for non-coding RNAs |
Project/Area Number |
24115714
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
|
Research Institution | Tokyo Medical and Dental University (2013) Keio University (2012) |
Principal Investigator |
福田 亨 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (20301492)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
|
Budget Amount *help |
¥9,360,000 (Direct Cost: ¥7,200,000、Indirect Cost: ¥2,160,000)
Fiscal Year 2013: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2012: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
|
Keywords | 骨代謝 / マイクロRNA |
Research Abstract |
骨代謝は形成と吸収のバランスの厳密な制御によりその恒常性が維持されている。近年の高齢化社会の進展に伴い、骨関連疾患の克服が強く求められているが、医薬応用につながる骨代謝調節の分子機構は不明のままである。本申請者は世界で初めてRNAヘリカーゼp72 の全身性KOマウスの作製に成功し、その解析から p72が特定のmiRNA群のプロセシングに重要な因子であることを証明した。我々の予備的検討により、p72 にプロセシングを受けるmiRNA 群が骨代謝調節機能を持つ可能性が強く示唆された。また、骨芽細胞分化を調節するmiRNAとして、miR-145を同定している。これらの知見を踏まえ、マウスを用いた個体レベルでmiRNAによる骨代謝調節機能の解明を行うことにした。 p72の生体内での機能を解明するため、p72 floxマウスを作製することとした。 floxマウス作製にあたり、まずin vitroにおいてp72が骨芽細胞分化に影響を与えるかについて解析を行った。マウス線維芽細胞由来MC3T3-E1細胞を用い、siRNAでp72をノックダウンすると骨芽細胞分化マーカーであるアルカリフォスファターゼの活性が低下した。floxマウスについては4ラインのキメラマウスを獲得し、F1マウスと各種骨細胞特異的Creマウスとの交配を行い、組織特異的KOマウスの作出に成功した。 miR-145の骨芽細胞分化における機能解析を行ったところ、miR-145は骨芽細胞分化に必須の転写因子の機能発揮に必須の因子を標的とし、その発現を制御していることが判明した。また、骨再生時においてもmiR-145は機能することを確認した。 このように、miRNAは骨代謝において重要な役割を果たしていることを証明した。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(2 results)
Research Products
(7 results)