Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
ヒストンのアセチル化・脱アセチル化は、Acetyl-CoAやNADといった細胞内の代謝産物がトナーやレシピエントとして必要であり、これら代謝産物がヒストンアセチル化制御に重要な役割を果たしていると考えられる。しかしながらAcetyl-CoAやNADは細胞内での重要な代謝産物であり、様々な代謝経路でコントロールされていることから、これら代謝産物が実際にどのような状況でヒストンアセチル化の制御に関わっているか、未だ良く解っていない。本研究課題では、低栄養状態に伴ったグローバルなヒストン脱アセチル化に着目し、その分子メカニズムを解明するとともに、グローバルなヒストン脱アセチル化とAcetyl-CoA/NAD代謝との関連を明らかすることを目標とした。今年度は、ヒストン脱アセチル化に影響を及ぼす代謝経路の同定を目指し、質量分析計によるメタボロミクス解析を行った。その結果、ヒストンアセチル化に関与するAcetyl-CoAは解糖系由来であることを見出した。。また、ヒストンのグローバルな脱アセチル化においてどのような遺伝子群が影響を受けるのかChIP Assayを行ったところ、rDNAが低栄養状態により脱アセチル化の影響を受けることを明らかにした。つまり、低栄養状態で解糖系を介した、遺伝子制御が存在する可能性が明らかとなった。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2014 2013
All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 2 results, Open Access: 1 results) Presentation (1 results)
J Biol Chem.
Volume: 289 (21) Pages: 14796-14811
Diabetologia
Volume: 57 Issue: 4 Pages: 819-831
10.1007/s00125-013-3140-5