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メタボロミクスによる、ミトコンドリアを持たない寄生虫のエネルギー代謝機構の解明

Publicly Offered Research

Project Area"Matryoshka"-type evolution of eukaryotes
Project/Area Number 24117520
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section Biological Sciences
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

佐藤 暖  慶應義塾大学, その他の研究科, その他 (50468477)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2014-03-31
Project Status Declined (Fiscal Year 2013)
Budget Amount *help
¥5,980,000 (Direct Cost: ¥4,600,000、Indirect Cost: ¥1,380,000)
Fiscal Year 2013: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2012: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Keywordsシステム生物学
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、ミトコンドリアを持たない赤痢アメーバ原虫のエネルギー代謝をメタボロミクスの手法で解析することにより、①エネルギー代謝の特異性及び②エネルギー産生系で重要な役割を担うCoAの合成経路の解明、③システイン欠乏下で特異的に生産されるアミノ酸の解明を目標とした。このうち、①については、グルコース欠乏下で解糖系が低下するのに伴いリン脂質の合成が亢進されることが判明した。また、多くのアミノ酸がグルコース欠乏に伴って細胞内に蓄積されるが、含硫アミノ酸はいったん減ったあとに増加することが分かった。
②については、グルコース欠乏下で核酸の分解物が大幅に増えることを明らかにした。この物質がCoAの中間代謝物βアラニンに代謝される経路が存在することから、アメーバは核酸からCoAを合成する可能性が示唆された。
また、赤痢アメーバ原虫に特異的に存在し、ミトコンドリア由来であるオルガネラ「マイトソーム」の機能を明らかにするため、マイトソームを単離して、メタボローム解析を試みた。その結果、アルギニンやオルニチンがマイトソームに局在する可能性が示唆された。これらが何に変化するか明らかにできれば、マイトソームの生理的意義の解明に役立つと期待される。
研究結果はいずれ論文として発表する予定である。残りのテーマについては2年目に研究する予定でいたが、慶應大学から雇用終了を宣告された。いろいろなポストに応募したが本研究を続けられるポストを見つけられず、大変残念であるが25年度は辞退するに至った。

Research Progress Status

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

Report

(1 results)
  • 2012 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-15   Modified: 2019-07-29  

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