Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
現代社会の様々なシステムや常識は多数派の特性に合わせられ,またその事実に多数派が気づかないが故に少数派に合わせた行動が取れず,少数派が生きづらくなるといった問題がある.一方,近年の研究で,会話の時に多数派が少数派(対話者)の特性との不一致に気づきさえすれば,相手の特性に自発的に合わせられることがわかった.本研究は,申請者が開発したデバイスを改良した,自身や他者の内受容感覚を理解できるシステムを用いて会話することで,対話者の発話特性に自発的に気づき,相手に合わせた当事者化行動を促進するかを明らかにする.