Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
精神疾患は外見から判断するのが比較的難しいため,スティグマの形成にはより高次の認知機能が必要とされ,思春期発達とともに議論されてきた。本研究は【研究①】当該研究領域の「法則性―内在化―物語性」について,前回公募班成果に基づいて改訂した仮説を縦断データで検証する。【研究②】精神疾患へのスティグマと援助希求意図は相関が小さい予備結果をもとに,援助希求意図と関連する要因を大規模横断データで検討する。【研究③】これまで精神疾患へのスティグマや援助希求意図が,実際の援助希求行動と関連するかは世界的にも検討されてこなかったため,精神科受診履歴と結合し,実際の援助希求行動と関連する要因を明らかにする。