Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
動物は特定の視覚情報に基づいた行動をするということを多数回繰り返すと、視知覚について法則性を内在化して、提示される視覚刺激に対して予測することで最適化して知覚するようになる。一方、例えば、その動物にとって不快なことや印象深い出来事は、一回経験しただけで、鮮明に視覚体験の物語性を内在化する。本研究では、内部状態や外部入力に応じて、視知覚における法則性と物語性の分離をもたらす神経基盤を理解することを目指す。これによって、法則性と物語性の「当事者化」の理解につなげる。