Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究の目的は、思春期世代の子どもを対象にDNAメチル化解析を行うことにより、社会環境との相互作用の中で向社会性のデフォルト値の個人差が生み出されていくメカニズムを遺伝子レベルで明らかにすることである。本研究では、他者との関係性の良し悪しがオキシトシン受容体遺伝子(OXTR)のDNAメチル化に影響を与え、その結果として向社会性のデフォルト値の個人差が生じていくという仮説を2年間の縦断データを用いた交差遅延効果モデルを用いた分析により検証する。