Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
人間の乳幼児が言葉を学ぶように、鳴禽類の幼鳥は臨界期に親鳥から歌を学習する。幼鳥は親鳥との間の一回性のエピソードを通して歌の法則性を脳内に内在化させ、自らも発声をおこなうことで歌法則を外在化し、次第にコミュニケーションの主体として「当事者化」していく。本研究では、個体が世界との相互作用を通して法則性を獲得していく過程を支える脳基盤を分子・細胞・神経回路レベルで解明する。