Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
アフリカ諸国では、気候変動や急激な社会・経済環境の変化に起因した水リスクが増しており、地域の実態に即した持続可能な水循環システムの実現が求められている。南部アフリカ・カリバ湖では、気候変動などの影響を受け、自然環境の不確実性が高まっていると同時に、経済自由化やグローバル化の進展により、沿岸の土地を利用した開発が進展している。本研究の目的は、カリバ湖における湖岸住民の水資源利用と在来知を、自然環境の変化や開発との関係から明らかにすることである。これを通じて、ローカルな視点からカリバ湖の水環境に関する社会的課題を解明するとともに、多様なアクターに求められる行動変容のあり方について議論する。