Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究の課題は、「水資源の活用と水災害を巡る歴史実証分析」という観点から、近世日本に注目しつつ、水利用・水環境に纏わる諸問題とその対策に関する実証的な研究を進めることである。ヒトが自然に対して強くもあり、弱くもあった近世日本だからこそ、水資源や水災害のリアルな実態も見えてくる。本研究は、研究代表者と研究協力者2人による、3人の研究体制で実施する。とりわけ重視するのは、気候変動という視点である。これを視野にいれつつ、日本列島の各地で、どのような水資源、水災害の問題が生じたのかの個別的な実証研究を進めていく。