Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究では、セラミックス積層造形用粉末開発のための基礎研究であり、気孔を積極的に導入した積層造形用球形セラミックス粉末を独自の手法により創製し、高いレーザ吸収性と高い断熱性を両立させる。積層造形用粉末には気孔をできるだけ排除して造形物中の気孔形成の要因を減らすことが一般的に要求される。しかし粒子中に連通孔を導入して表面に凹凸を導入し、断熱性を高めることで局所的な温度上昇を最大限に高め、溶融による緻密化へと導く点が創造的である。90%を超える高い気孔率を含有する多孔質球形セラミックス粒子を作製し、コンビナトリアル手法を用いて組成最適化を実施して緻密なセラミックスレーザ積層造形体の実現を目指す。