Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究では,未だその関係性が明かされていない流体の,Slow-to-Fast地震への遷移過程への寄与を,「流体をコントロールし,かつ,Slow-to-Fast地震も計測できる室内実験」を実現し,解明しようとしている。模擬断層面を有する1辺600 mm四方の試験片に,坑井を通して注水し,流体のSlow-to-Fast地震への関与が明確に解明可能な室内岩石実験を行う。試験片断層面直下に埋め込んだ歪みゲージのせん断成分よりSlow地震を,さらに垂直成分から間隙水圧分布を直接計測し,Fast地震を歪みゲージと連続収録が可能となったAE計測で捉える。