Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究では、自動合成への応用を目的としてアルケン類の統一的合成プロトコルを開発する。すなわち、アルケニルホスホニウム塩を共通出発物とし、イオン反応とラジカル反応の使い分けによる化学選択性の逆転を利用した多様な結合形成反応を開発する。これらアルケニルホスホニウム塩を出発物とする反応群をコードモジュールとし、Wittigオレフィン化反応と組み合わせることで、アルケン類の統一的かつ網羅的な合成プロトコルを確立する。この合成プロトコルを軸に、データサイエンス・機械学習・フローシステムの支援により多様なアルケンの完全自動合成を目指す。