Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
生体内のタンパク質相互作用のほとんどは可逆的な非共有結合であるが、月・年単位で長期間安定に複数の分子部品をつなぎ合わせるためには、不可逆的な共有結合がより望ましい。そのような不可逆的な共有結合を自発的に形成する酵素として、SpyTag-SpyCatcher が知られている。しかしながら、やや大型であり、独立に共有結合を形成できる酵素ペアは上記の二種類だけであるため、分子システム中の複数の部品を任意の形でつなぎ合わせるには役不足である。そこで、より小型で、より反応効率が高く、独立に反応させることが可能な「新奇」共有結合形成酵素システムを人工的に複数設計することを目指す。