Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究では、必要最小限の膜タンパク質とリポソームを融合したキャリアーを開発する。次に、別の反応系、例えばii. 金属を内包し電位印加により酸化還元反応が行えるのか確認する。更には、iii. 酸化還元酵素を内包することで電位印加により酵素反応を促進できるかどうか検討する。以上により、電位印加により細胞外電子伝達系(EET)を介して電子を絶縁の膜に通過させ、内包された反応系に特異的に供給できる新規反応キャリアーの開発に挑戦する。本研究により、膜の電子通過に必要な構成要素を見出すとともに、特定の反応に特異的に電子を供給できる反応キャリアーおよびそれを利用した反応システムを開発することを目指す。