Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究ではショウジョウバエ幼虫が状況に応じて前進と後退という逆方向の移動運動を切り替える系をモデルとして、適応的な脳機能を生む回路遷移機構を探る。このため、前進/後退運動を司令するWaveニューロンと、運動出力を担う神経回路の間に存在し、回路遷移において決定的な役割を果たすような候補細胞をセンサスにより網羅的に探索する。具体的には活動依存的に色変換する蛍光タンパク質CaMPARI2を用いて前進/後退時に活動する細胞を標識し、1)単一細胞RNA-seqにより得られる遺伝子発現プロファイルの行動間比較、2)少数の細胞を標的するGal4系統のスクリーニング、により細胞同定を進める。