Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
固着性刺胞動物のサンゴは、日光や乾燥、海水温の乱高下など様々な環境の変化に適応して生存している。その適応機構の研究は「サンゴを自由に使えない」ことなどが原因となり、進んでいない。本研究では特にサンゴの海水温変化に適応回路の全容解明を目的とし、完全長ゲノムが解読され培養細胞系も確立されているウスエダミドリイシAcropora tenuisをモデルのサンゴとする。申請者が開発に携わったウスエダミドリイシ培養細胞 (in vitro) で得られた遺伝子発現や機能解析の結果を、実際のサンゴ(in vivo)を用いて検証することにより、刺胞動物サンゴの適応責任回路の理解に迫る。