Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
生体の恒常性に関わるレドックス反応や酸化ストレスは、NADPHオキシダーゼ (Nox) ファミリーの担うところが多い。最近私は、Nox1-Nox4の酵素活性化に必要なサブユニットp22phoxの50番目のシステイン (Cys50) のスルフィドリル基 (-SH) の修飾がタンパク質レベルで安定性を制御していることを見出した。本研究では、サブユニットp22phoxの超硫黄分子 (システインパースルフィド, Cys-SSH) により調節される機構を明らかにする。本研究成果によりNox活性の調節が可能となれば、Nox起点のレドックス反応や酸化ストレスの精密制御も可能になると考えられる。