Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
液-液相分離状態の膜のない小器官は、試験管内では安定的に存在している。この小器官は細胞内では分子Xによって制御され必要時に形成され、不要時に消失する。本研究では、開発した計算アルゴリズムを用いて、特定の立体構造を取らないなど人工ペプチドと類似の特徴を持つ非ドメイン型タンパク質の中から、液-液相分離状態の形成を制御する候補を予測し見つけ出す。続いて、開発した光ピンセット顕微鏡、単分子蛍光顕微鏡、分子動力学シミュレーションを組み合わせ、この液-液相分離の形成促進・消失のメカニズムの詳細を解明する。