Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
ミトコンドリアは酸化的リン酸化によるATP産生、脂質やアミノ酸の合成、Ca2+の吸収など、生体恒常性維持に重要な様々な生化学反応を担う。細胞内においてミトコンドリアは必ずしも均一に存在しているのではなく、ニューロンのような非常に極性の高い細胞においては細胞の区画ごとに明確に異なる局在を示し、極性の低い細胞においても、核の周辺や細胞膜周辺と外部刺激などに応じて局在を変化させる。そこで、細胞内の適切な場所で適切な生化学反応が行われるためにミトコンドリアの細胞内局在制御するメカニズムを解明する。