Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
酵素は持続型社会を実現する上で欠かせない高機能触媒であるが、既存の無機・有機触媒を代替するには生産性・安定性の向上が必要不可欠である。近年、非ドメイン型ポリペプチドと酵素の融合発現(タグ化)が生産性・安定性の新しい改善方法として注目されている。しかし、タグの効果はタグ部分のアミノ酸配列や酵素表面の構造、使用条件など複数の因子で決まるためタグの付加が逆に酵素を不安定化させてしまう場合もある。そこで本研究では、安定化したい酵素に合わせて非ドメイン型ポリペプチドタグの構造を最適化する手法を開発する。