Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
群集性の動物を群れで共同して捕食する動的で複雑な現象を総合的に理解するには,捕食者,被食者双方の様々な階層におけるナビゲーションおよびインターラクションを知り,それらを統合する必要がある.私たちヒトとは全く異なる感覚により駆動される場合,その感覚同士の協調も重要な要因となる.本研究では,海洋における高次捕食者であり,高い社会性を有するイルカ(小型ハクジラ類)の行う共同採餌の総合的理解を目指し,これまで2年間の研究に引き続き,イルカの視覚と聴覚の協調に関する飼育下での詳細な研究と野生下でのイルカの群集性魚類の捕食行動およびイルカ同士のインターラクションの理解,という両軸から研究を行う.