Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究ではマウスより調製した脳スライス培養系をジオラマ環境として用い、オリゴデンドロサイト前駆細胞(OPC)をジオラマ空間内に解き放ち、その移動をモニタリングすることによって、OPCの軸索指向性を明らかにすることを目的とする。正常マウスから調製したスライス培養系に加えて、炎症脳から調製したスライス培養系を用い、OPCの炎症病態における移動原理も観察する。すなわち、ジオラマ環境の性質がOPC原生知能に及ぼす影響を明らかにし、生理的のみならず病態生理的なOPCの動作原理の解明に挑む。