Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
降雨イベントは、乾燥地におけるCO2フラックスを劇的に変化させるトリガーとなる。これまで多くの研究が、乾燥地における降雨イベントに対するCO2フラックスの応答を検討してきたが、その応答が優占する植物種(草本)によってどの様に異なるのか、といった点に焦点を当てた研究は限られていた。本研究では、モンゴル中央部の禁牧期間が異なる(優占する植物が異なる)草原生態系を対象とし、水分添加処理前後におけるCO2フラックスの測定を実施する。それによって、水分添加に対するCO2フラックスの応答が、優占する植物種によってどのように異なるのかを明らかにする。