Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
土壌動物は土壌微生物と共に枯死有機物を分解し、植物に利用可能な栄養塩を供給する。さらに土壌動物は地上部の消費者の餌資源として利用されている。この陸上食物網の炭素循環の理解は、生態系の保全や環境変化に対する応答予測を行う上で重要である。本研究では気象条件や植生の異なる森林において、土壌動物と土壌微生物の食物年齢(光合成産物が出来てから消費者に利用されるまでの時間)を放射性炭素分析によって測定し、陸上生態系の食物網を支える炭素循環の時間スケールとその決定要因を明らかにする。