Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
既存の炭素循環モデルでは、植物の光合成と土壌微生物による呼吸によって炭素動態は決まる、と仮定を置くことで広域モデルを構築しており、バイオマスが相対的に小さい野生動物は無視されてきた。近年大規模な野外観測や操作実験で得られたデータ蓄積が進むにつれて、大型動物が炭素循環に重要な役割を担うことが分かりつつある。本研究では、大型哺乳類ヒグマによる掘り返しが森林の炭素動態(炭素蓄積量)に及ぼす影響を明らかにする。