Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
植物は光合成により大気中の二酸化炭素を吸収し、分解されにくい有機物を作り出す「炭素固定能力」を有している。この炭素固定能力を理解することは、地球環境を予測し改善するために不可欠である。そこで、申請者は前期の研究において、陸上植物の90%を占める被子植物において、炭素固定能力を遺伝情報であるゲノムから予測する新規予測手法の開発に成功した。本研究では、この予測手法を拡張し、次世代シークエンス解析を実施することで、ゲノムが決定されていない種でも炭素固定能力を予測できる新たな方法を開発する。さらに、この予測手法を利用し、植物の炭素固定能力を制御する機能を持った遺伝子の同定を目指す。