Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究の学術的問いとして「細根はどのようなフェノロジーを持ち、環境の変化に反応しているのか?」を挙げる。そのために日本の森林の約半分を占める針葉樹人工林において、撮影システム及び解析システムの自動化により、細根のフェノロジーを広域観測する実験は、(1)スキャナ画像の自動撮影システムの構築、(2)深層学習を用いた自動画像解析システムの構築、(3)広域ヒノキ人工林での細根フェノロジーデータの取得、(4)細根フェノロジーの環境応答性の解明、の4つのステップから成る。そして地域間でデータを比較することにより、気候変動による細根フェノロジーの変化が、森林の生態系サービスにもたらす影響を議論する。