Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
最近の研究では、個人の内言(心の声)が大きく異なることが明らかになっている。内言の多様性を客観的に測定し、言語化を促す方法を見つけることは、心的表象の操作の認知メカニズムを理解する上で重要である。一方で、外からの観測が難しい内言の特性をうまく言語化したり、他者と共有したりすることは容易ではない。この研究では、内言に関する大規模なオンライン調査を実施し、その結果を基に内言に影響を与える体験型アート作品を制作する。さらに、内言の多様な形式を客観的に計測する指標の開発を目指す。内言に関する認知科学的研究は、個別の学習やコミュニケーション手法の選択を支援し、社会の多様性を促進する可能性がある。