Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
音のクオリアを創発する身体性認知基盤を,認知個性に応じて統一的に理解することを目的とする.機序仮説として脳の一般原理である予測処理(Friston et al., 2006)に着目し,予測処理によって音知覚からどう(超)身体化されクオリアを生むのかを解明する.具体的に以下2項目を設定する.【項目1】身体性・超身体性に基づく音のクオリア構造の認知科学的理解【項目2】「感覚シェア」によるクオリア構造の変容に関する神経生理学的理解音と感情について,これまで”多数派”特性に合わせて議論されてきたが,本提案はうつや失感情症も含む多様な認知個性に合わせてウェルビーイング効果を最適化することを目指す.