Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究では視覚入力刺激と刺激提示後の情動の関係から、知覚クオリアの個人差に影響する因子を同定する。被験者として統合失調症患者、うつ病患者、双極性障害患者をはじめとした精神障害者、及び健常者を募集する。応募者らが開発中の、多次元の変数に応じて見た目を精密かつ段階的に調整可能な視覚入力刺激を提示した際の被験者の情動を、視線・表情、自律神経測定、ビデオカメラ情報、インタビュー調査の結果から総合的に評価する。知覚クオリアに影響を与える、各精神疾患の重症度をはじめとした個人因子及び視覚入力刺激と情動との関連を統計的に検討する。特徴的な要素を検出し、知覚クオリアの個人差に影響する因子を同定する。