Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
北海道の礼文島は3500年前の縄文後期から、1500年前のオホーツク文化集団の移住、350年前のアイヌ文化の成立など、北海道を代表する先史文化の変遷を示す遺跡が発見されています。本研究では遺跡から発掘される当時住んでいた人々によって採集された二枚貝の殻に刻まれる年輪とその化学組成を用いて、3500年前から現在にかけての当時の気候・海洋環境を読み解き、礼文島に居住した人々の文化がなぜ入れ替わってきたのか、その背景となった環境の変遷を明らかにすることを目指します。