Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究では小児期で最も多い精神疾患である注意欠如多動症の診断・治療を行う過程で「尊厳」を認識しながら診療を行うための医師の教育システムの構築 を行う。そのために、子どもの心の診療医、注意欠如多動症を持つ児とその親へ「尊厳」の 捉え方を質的、量的に調査し、また、注意欠如多動症を持つ児の尊厳の捉え方に関連する神経基盤を探索し、その結果を尊厳学に携わる研究者と共有、論議を深める。尊厳という概念を認識して診療活動を行うことができるようになる事で、児と親の 「尊厳」にふさわしい生活を目指すことについての社会全体での気づきの増進が期待される。