Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
一般的な分子や化合物で原子間をつなぐのは共有結合やイオン結合などであるが,コロイド化学や超分子化学では『分子間力』が自己組織化による構造体形成のドライビングフォースとなる。また,分子間力は細胞など生体構造の構築などにも関係ある重要な役割を担う。本課題では,分子間力に逆らう力として『磁気配向』という現象に着目し,1000テスラのパルス磁場で発生する巨大なトルクで構造体を瞬間的に壊す。構造体の崩壊と構築の任意制御につながるほか,細胞膜やDNAなどの生物関連の構造体への磁場の影響について考えるきっかけにする。