Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
Weibel不安定性は、対向流プラズマが存在する宇宙空間の幅広い天体現象で起こると考えられており、大型レーザーを用いた原理検証が行われてきた。大型装置では、装置の制約から磁場を印加した実験は困難だったが、高強度レーザーを用いることで、実験系をコンパクトにすることができる。本公募研究では、非摂動磁場が存在する系におけるWeibel不安定性が引き起こす自発的な磁気リコネクションの非線形発展の実験的検証を念頭に、本研究領域で整備する可搬型パルス磁場装置を用い、高強度レーザーと強磁場との共創により、これまで未踏領域であった準相対論的な磁化プラズマを用いた実験室宇宙物理を開拓する。