Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
高次構造を持つ生体分子の機能を人工系においても創出するためには、メゾスコピック領域(数 nm - μm)における階層構造の構築が不可欠である。固液界面における分子の自己組織化では、分子間に加えて分子-固体間の相互作用を利用することで多様な一次元・二次元構造を構築できることが知られているが、これらのほとんどは数 nm以下の繰り返し単位からなる周期的な連続構造である。本研究では、π平面性分子の自己組織化により得られる「π多面体ケージ」を固液界面において組織化することでメゾヒエラルキー物質を合成する。