Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
棒状分子の示す液晶のつくる立方対称超構造では,隣接分子の連続的ねじれ配列の重要性が明らかになっている.本研究では,キラリティーの発生を要請しない隣接分子のねじれ配列が「エントロピー由来のメゾヒエラルキー」を形成し,これが矛盾無く空間を埋めることによって3次元周期構造を生じることを理論的に示す.構成粒子の運動のために最適化された構造としてジャイロイド構造等の超構造が選ばれることを示し,ソフトマター科学と分子集合体の凝集構造の理解の深化に寄与する.