Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
我々は最近、ランタニド元素の1種であるホルミウムを中心金属とし、β-ジケトン型分子3分子と水1分子が配位した7配位型ホルミウム錯体の柔軟なアルキル鎖を導入すると、ホルミウム錯体が配列して球状集合体が自発的に形成され、それらが集積して超分子球アレイが得られる現象を見出した。本研究では、ランタニド元素の種類と配位子の側鎖構造を変化したランタニド錯体を網羅的に作製し、それらが超分子球アレイ構築に与える影響を詳細に解析、超分子球アレイの形成メカニズムを解明・設計指針を確立する。さらに、球状集合体内で形成されるランタニド錯体の高密度な配列構造を利用し、特異な磁気・発光特性の創発へと展開する。