Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
生体系では、分子が水素結合などの比較的弱い「超分子化学的」相互作用により、階層性をもつメゾヒエラルキー構造へ自己組織化し、高度な機能を実現している。しかし、人工系ではこのような階層構造を制御することは難しい。申請者はこれまで、「超分子化学」を駆使することで、自然には配列しにくい量子ドット (半導体ナノ結晶) を意図的に配列させる研究を独自に展開してきた。本研究では、量子ドットと有機分子の階層的配列制御に挑戦し、量子ドット配列構造内の長距離励起子移動を可能にする未踏1次元メゾヒエラルキー構造の創製を目指す。