Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
光・電子機能を司るπ共役部位を柔軟且つ嵩高い分岐アルキル鎖で被覆する分子設計戦略の下、常温、無溶媒で液状となるπ共役分子液体(アルキル-π液体)の創成に関する研究が近年注目されている。このアルキル-π液体において、π共役部位のカラム状配列構造が動的に配列/解離する「動的メゾヒエラルキー構造」を内在している系がある。本研究では、これまでバルク材料としての研究対象であったπ液体にマイクロ流路技術を活用することで、サブμm(pL)~数十μm(μL)のメゾスケール制限サイズ(体積)の微小液滴にトップダウン加工し、バルク液体とは異なる特異なメゾヒエラルキー構造・環境場・機能の構築を目指す。