Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究では、有効な合成方法論の乏しい、多置換芳香環構造やsp3炭素に富んだ多環性縮環二量体構造などの構築を行うための合成方法論の確立と高度化を行い、天然物全合成によりその有用性を実証する。さらに、それらを駆使して、化合物潜在空間から導出される新規生物活性候補分子の合成を行う。具体的には、構造多様性に富んだ天然物および非天然物のライブラリーの構築を指向し、アラインを経由した環化官能基化を鍵工程とする多置換芳香環合成、高い官能基共存性を有する鉄フタロシアニン錯体を用いたフェノールおよびインドール類の酸化的二量化を駆使して、深層学習手法から導出された新規生物活性候補分子の合成を行う。