Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
創薬シーズやケミカルプローブとなる天然物を発見するためには、天然物が構築する独自の化合物空間の中から特殊な生物活性を示す天然物を効率的に探索する必要がある。本研究では、微生物エキスのLC-MSMSデータをもとに構築した微生物代謝産物の分子ネットワークと様々な生物活性試験の結果を統合することで、特徴的な生物活性を有する天然物を網羅的に探索し、構造活性相関研究を展開することで、天然物が有するファーマコフォアを明らかにする。本研究は、天然物の構造情報と生物活性の関係性を体系的に理解し、天然物探索に応用する試みであり、その研究成果は化合物潜在空間の構築に資する情報の提供につながる。