Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
大質量星の重力崩壊に起因するガンマ線バースト(GRB)は、宇宙星形成史のトレーサとして有力視されている。GRBジェットの衝撃波はサブミリ波帯で莫大なエネルギーを放射し、かつ高赤方偏移(z~30)に至るまで観測強度がほぼ一定とする予想がある。しかし、この放射はすぐに消失するため、観測例が少ない。そこで本研究では、超広帯域サブミリ波分光器DESHIMAとASTE望遠鏡を用いて、長期の銀河探査と並行した突発天体の系統的かつ迅速な追求観測探査を行う。これにより、ジェットや星周環境の物理に迫るとともに、GRBが超高赤方偏移への「窓」となりうるかを検証する。また、重力波対応天体等の探査にも貢献する。