Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
ナノヘルツの周波数の重力波を検出するパルサータイミングアレイについて、現在考慮されていないパルサーのジッターと距離の影響をデータ解析に組み込み、系統誤差を軽減して重力波検出に対する感度と信頼性の向上を図る。そのために2つの電波望遠鏡uGMRTとMWAを用いて1桁以上の広帯域でパルサーを観測し、ジッターの周波数依存性や時間変動を測定してモデル化する。そしてそのモデルを重力波解析に組み込んで感度が改善されるか検証する。また、将来的にパルサーまでの距離が1-10光年の精度で測定される想定し、距離情報を事前情報として入れることで重力波源の位置決定精度がどれほど改善するかシミュレーションする。