Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
赤色超巨星の爆発であるII型超新星は、一般的に爆発後約10日以内に高密度星周物質に衝突し、この間に強い衝撃波が発生する。本研究では、II型超新星の電磁波放射と高エネルギーニュートリノ放射の両者を含めたマルチメッセンジャーモデルグリッド構築を行う。構築したマルチメッセンジャーモデルグリッドを用いることで、将来IceCube-Gen2などによるII型超新星のマルチメッセンジャー観測が実現した際に、即座に爆発直前の赤色超巨星直近の星周密度構造を明らかにし、赤色超巨星の爆発直前に高密度星周物質を形成するの質量放出メカニズムに制限を与えることが可能な状態を実現する。