Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
有機電解合成は、環境に配慮したグリーンな有機合成としてSDGsの観点から期待されているものの、その反応制御法は未開拓な状況である。本研究は、有機電解合成に用いることができる電極触媒を開発し、それを用いたラジカル反応制御法の開拓を行うことで、これまで熱制御が主であった有機合成反応の電気化学制御への転換を目指すものである。具体的には、カーボンナノチューブ(CNT)をはじめとするナノカーボンに金属ナノ粒子や有機光触媒を固定した電極触媒を開発し、それを用いた有機ラジカルの発生と制御を両立する有機電解反応の開発研究を行う。